「馬渕教室(中学受験コース)では合格するとトロフィーがもらえるの?」
「どこに合格したらもらえるの?」
「いつもらえるの?」
息子が小学6年になったころ、「四冠トロフィーがほしい」と言い出しました。
「四冠トロフィー?なにそれ、美味しいの?」の僕。
当時の僕はインターネットで馬渕教室のトロフィーについて検索したものの、情報がほとんどありません。
先日、息子がトロフィーをもらってきましたので忘れないうちに息子から聞いたことをまとめておきます。
お子様にとってトロフィーが勉強のモチベーションアップに繋がりそうであれば、参考にしていただければと思います。
四冠トロフィーとは?
四冠トロフィーとは馬渕教室に通っている生徒が難関中学を4つ合格したら馬渕教室から授与されるトロフィーです。
3校合格だと三冠トロフィーがもらえますが、5校合格しても五冠トロフィーはなく、四冠トロフィーまでです。
トロフィーの対象校
2022年1月に受験した息子が塾や友達から聞いたところによると、対象校は以下の通りです。
- 灘
1校合格だけでトロフィーがもらえる? - 東大寺
- 西大和
- 洛南
- 甲陽
- 六甲
- 大阪星光
- 四天王寺
- 神戸女学院
2冠扱い?入試1日目が午前・午後、2日目が午前に試験があり他校が受けにくくなるための配慮か? - 洛星
- 東海
- 滝
- 南山女子
※あくまで息子から聞き取った内容を記載しています。
対象校は他にもあると思われますし、年度によって異なるかもしれませんので、トロフィーを狙われる方は塾との面談の際に「必ず」ご確認の上、挑戦して下さい。
間違いがありましたら、Twitter @tatsujiro6 までDM下さい。訂正いたします。
四冠トロフィーの外観
全体
全長47センチ、横10センチ、奥行き8センチです。
大き過ぎず、小さ過ぎず、適度な大きさだと思います。
缶ビール350ml缶を並べているのは大きさのイメージをもっていただくためです。
(決して飲みながら執筆しているわけではありません(笑))
三冠トロフィーは四冠トロフィーより小さいらしいです。
台座部分
台座部分には、
- 名前
- 合格校
- 合格おめでとう!
と書かれています。
名前と合格校が書かれることで、唯一無二のトロフィーとなります。
(写真では紙を貼って隠しています。)
いつもらえるの?
うちの息子(2022.1受験)の場合、2022年5月、中学の中間テストの後に受け取りました。
贈呈式とかあるの?
贈呈式とかはなかったです。
どうやって受け取るの?
塾(うちの場合は担任の先生)から連絡があり、塾に受け取りに行きました。
息子はでっかいトロフィーの箱を抱きかかえて電車で帰ってきました(笑)
息子とトロフィー
はじまり
「俺、四冠トロフィーがほしいから、4校受験するわ。」
小6になった息子が、あるときそんな事を言い出しました。
受験するのは4校だけ?
前受け受験しないの?
※前受け受験・・・本命校の受験前に場馴れや練習のため、早めに合格を得て自信をつけるために他校を受験すること
安全校は受けないの?
全落ちしたらどうすんの?
僕は心の中で不安を抱きながらも、入試本番までまだ時間があるのでひとまず静観することにしました。
6月の息子
去年の今頃の息子は中学受験で最も大事な科目であると言ってもいいであろう算数が「惨数」でした。
馬渕教室では8月に「最難関10時間耐久特訓」というものがあり、志望コースごとに受講資格が設定されています。
息子の第一志望である東大寺学園コースだと、5月の第2回公開模試または6月の第3回公開模試のどちらかで「3科または4科偏差値62『かつ』算数偏差値60」を超えている必要があります。
息子は第2回でも第3回でも算数の偏差値は60を切っており、志望校合格どころか、志望校を目指す講座の受講資格すらない状態でした。
それでも、息子は、夜遅く塾から帰宅し、「四冠トロフィーがほしい・・・。四冠トロフィーがほしい・・・。」とつぶやきながら机に向かっていました。
僕はそんな息子の姿を、彼の弁当箱を洗いながら、「トロフィーのためによくもこんなに頑張れるもんだ」と感心半分、あきれ半分で見ていました。
(妻はビールを飲んで早々に寝ているので、最寄り駅まで息子を車で迎えに行って洗い物をするのは僕の担当でした。)
秋以降の息子
息子にとってトロフィーの存在は余程大きかったのでしょう。
トロフィーを目指して勉強した成果は徐々に表れ、8月末の第4回公開模試では惨数から脱却、10月の第5回公開模試では彼の算数の偏差値は70を超えました。
結局、息子は前受け校すらも受験せず、小6の始めに宣言した通り、トロフィー対象の4校だけ受験して、全部合格。
無事、四冠トロフィーをもらってきました。
もし、今この記事を読んでくださっている親御さんは、お子様の模試の成績に一喜一憂しているかもしれません。
今お子様の成績が低迷していても、これからまだまだ挽回できます。
トロフィーを目指すかどうかは別にして、今から頑張った成果は必ず表れます。
おわりに
これから、受験の天王山である夏がやってきます。
「トロフィーを目指してでもなんでいいから勉強してくれ!」というのが親御さんの心境かと思います。
もしお子様がトロフィーに憧れるタイプのお子様ならこの記事を参考にしていただければ幸いです。
お子様がトロフィーに興味がない場合は「男の子の頑張る動機って意味不明よね~」とスルーしていただければと思います。
おしまい。
追伸
トロフィー対象校しか受験しない、というのは親の度胸が試されます。
僕は、2022年1月9日に大阪で受験できる四国の中学を受けてみない?
とか、
安全そうな学校も受けておかない?
と提案してみたものの、
「受けないよ。その時間を合格したい学校の対策に充てたいから。」
とハッキリ言われてしまい、本人の受けたい学校だけを受験させた次第です。
おかげで、こちらは全落ちしないかと、1月は毎日緊張で胃が痛かったっちゅうねん(笑)