週末、息子を連れて地蔵盆に行ってみました。
愛媛にはそんな風習はなかったので私自身はじめての経験です。
(愛媛にもあったのかもしれませんが、少なくとも私は参加したことがありません。)
奥さんから預かったチケットを係の人に渡すと、スーパーボールやおもちゃがもらえました。
「飲み物引換券」というのがあったので、ジュースを売っているテントAに行くと
「これはあっちのテントだよ」とテントBを指さされます。
テントBで券を渡すと、
「これは、あっちだよ」とテントCを指さします。
テントCで券を渡すと
「うーん、この券のことはわかんないや」と言われてしまいます。
地蔵盆初参加の私はよくシステムがわかりません。
こういうゲームなのか、それとも典型的な「たらい回し」なのか。
たとえゲームだとしても炎天下の中、人をかき分けてテントを回るのはもうごめんだし、息子はジュースを今すぐ与えろと騒いでいます。
「ええい、金で解決じゃ!」
50円でジュースを買い、息子に渡しました。
「パパにも少しくださいよ。」というと
「僕がまた別のを買ってあげるよ。」と適当に言い返されます。
普段私が適当なことを言っているからかしら。
結局、彼は一口も私にくれずに一気飲みしました。。。
気を取り直して周りを見ていると、私達と同じように「飲み物引換券」をもってテントABCを移動している小学生くらいの少年たちがいました。
初参加の私達とは違ってあの少年たちは小さな頃から地蔵盆を経験している手練れのはず、どうやってこのゲームをクリアするのかと観察していると、テントCでとうとう少年の一人がおばさんにぶち切れています。
「どいつもこいつもあっちや、こっちや適当なことゆうて、ええかげんにしてくれや!」
(その気持よーくわかるよ)
切れられたおばさんはしぶしぶどこかに調べにいったようで、結局その券は夜の部(20時~)に使える券だということを少年に説明していました。
ただのたらい回しだったんですね(笑)
券には使える時間帯があるということがわかりました。
初地蔵盆、いい勉強になりました。
仕事上の説明は適当(悪い意味での)では済まされません。
正確で丁寧な説明を心がけていることを念のため申し添えます。